第3章 二次関数|第38節
判別式と文字定数
判別式は解の個数を判定するだけでなく、文字定数の範囲を決める道具になります。「異なる2解」「重解」「実数解なし」を不等式へ翻訳します。
まず考えてみよう
が異なる2つの実数解をもつの範囲を求めます。
異なる2実数解なので。したがってまたはです。
符号表で確認
境界を求めてから、数直線で判別式の符号を読む
翻訳表
解の個数を判別式の符号へ
異なる2実数解
重解
実数解なし
文字が二次の係数に入る場合
最初に二次方程式である条件を確認します。の係数が0になる値では、判別式の議論をそのまま使えません。
例題
判別式を文字定数の不等式として解く
例題1が実数解をもたない条件。
より
例題2が重解をもつ条件。
。
よくある誤解
「実数解をもつ」は
重解も実数解です。「異なる2つ」と書かれているときだけにします。
練習問題
1. 異なる2実数解の判別式条件。
答えを見る
2. 重解の条件。
答えを見る
3. 実数解をもつ条件。
答えを見る
4. が重解をもつ。
答えを見る
5. 前問が異なる2実数解をもつ条件。
答えを見る
6. 前問が実数解をもたない条件。
答えを見る
7. に判別式を使う前に確認する条件。
答えを見る
8. の解の個数。
答えを見る
常に重解1つ。
まとめ
文章条件をの符号へ翻訳する
- 異なる2解は、重解は。
- 実数解なしは、実数解ありは。
- 二次の係数に文字があるときは0にならない条件を先に確認する。