文字を含む最大・最小①―軸が動く
文字が入ると難しく見えますが、やっていることは第29節と同じです。定義域は固定したまま、放物線の軸を左から右へ動かして、切り取られた部分の一番低い/高い点を見るだけです。
この段階では値そのものを計算しません。は形も高さも同じ放物線が横へ動くだけなので、軸と固定区間の位置関係だけに集中できます。
軸が「左・中・右」のどこにあるかだけを見る
図から境界は、軸が左端0と右端4を通るときだと分かります。
縦にずれても、最大・最小を取るは変わらない
実際に扱いたい関数を
とします。これは先ほどのを上下にずらしただけです。したがって、最小値・最大値を取るの場所は3枚の図のままで、最後にへ代入して値を求めればよいことになります。
図の3状態をそのまま不等式へ翻訳する
軸が区間の左。左端が軸に最も近い。
軸が区間内。頂点が使える。
軸が区間の右。右端が軸に最も近い。
下に凸なら、最大は左右どちらかの端点
最小値の場合分けと混ぜないでください。下に凸の放物線を区間で切り取ると、最も高い場所は左右の端のどちらかです。
どちらが高いかが入れ替わるのは、両端の高さが等しいときです。
境界は。これは区間の中央です。
右端の方が軸から遠い。
最大値
左端の方が軸から遠い。
最大値3
では両端で同じ最大値3を取ります。
「図の状態 → 条件」の順で解く
軸は。左端0、右端2を通るときが境界です。
軸は。軸が左端、右端3を通るときに状態が変わります。
「で場合分け」と覚えるのではありません。軸が左端を通る、区間内を動く、右端を通るという図の変化を先に見て、その位置を式へ翻訳します。
最小値は軸が区間のどこにあるか、最大値はどちらの端点が軸から遠いかを見ます。一度に両方を考えない方が整理しやすくなります。
1. 軸が内にある条件。
答えを見る
2. 軸が同区間の左側にある条件。
答えを見る
3. 軸が同区間の右側にある条件。
答えを見る
4. 下に凸で軸が区間内なら、最小値を取る場所。
答えを見る
頂点。
5. 下に凸で軸が区間より左なら、最小値を取る場所。
答えを見る
左端。
6. 区間で、左右端から等距離になる軸の位置。
答えを見る
7. 下に凸の放物線で最大値候補になる場所。
答えを見る
定義域の左右の端点。
8. 場合分けの境界を決める前に描くべきもの。
答えを見る
軸と定義域の位置関係が分かるグラフ。
軸を動かし、状態が変わる瞬間を見つける
- まずで、軸と固定区間の位置関係を見る。
- 最小値は「軸が左・中・右」の3図から読む。
- 上下の平行移動は最大・最小を取るを変えない。
- 最大値は左右端を比べ、両端が同じ高さになるときを境界にする。
- 場合分けの不等式は、図で見つけた位置関係を最後に式へ翻訳したもの。