第3章 二次関数|第30節
二次関数の決定
頂点、軸、軸との交点など、与えられた条件によって使いやすい式の形が変わります。条件を式に直接反映できる形を選んで係数を決めます。
まず考えてみよう
頂点が で、点 を通る放物線があります。この条件から式を求めるには、どの形で置くとよいでしょうか。
頂点が分かっているので、 と置けます。決める係数はだけです。
条件と式の形
与えられた情報を、そのまま式に入れられる形を選ぶ
頂点 + 1点頂点形式。未知数は だけ
2つの零点 + 1点因数形。未知数は だけ
3点一般形。未知数 を3条件で決める
形を選ぶ
条件が直接表れる形を使う
頂点
軸との交点
3点のみ
式の選び方
頂点なら頂点形式、軸との2交点なら因数形、3点だけなら一般形を使います。求めた係数について も確認します。
頂点なら頂点形式、軸との2交点なら因数形、3点だけなら一般形を使います。求めた係数について も確認します。
頂点+1点
頂点形式を使う
頂点、点を通る場合、
、したがって
軸+2点
軸から頂点の座標が分かる
軸がで、点、を通る放物線を求めます。
2式の差からなので、。
軸だけではは決まらない
軸から分かるのは頂点の座標です。とは、与えられた2点を代入して求めます。
軸との交点+1点
交点が分かるときは因数形
軸とで交わり、点を通るとします。
、
でになることが、因数形にそのまま表れています。
3点から
一般形に3点を代入する
点 を通るとします。
を代入して連立すると。
式の選び方
条件に応じて形を決める
頂点・軸がある
頂点形式を使う。
軸との交点がある
因数形を使う。
3点が与えられる
一般形で連立する。
検算
与えられた条件に戻して確かめる
点・頂点・交点を確認する
求めた式に与えられた点を代入し、頂点、軸、軸との交点が条件と一致するか確認します。なら二次関数にならないので、その点も確認します。
例題
条件別に式を決める
例題1頂点、点
。点より。
、
例題2軸、点
。、。
、
例題3軸とで交わり、を通る
注意
条件に合わない形を使うと未知数が増える
頂点が分かる場合
頂点が与えられていれば、 と置けます。一般形から始めるより、決める係数が少なくなります。
練習問題
1. 頂点、を通る式。
答え
2. 頂点、を通る式。
答え
3. 軸とで交わり、を通る。
答え
4. 軸とで交わり、を通る。
答え
5. を通る式。
答え
6. を通る式。
答え
7. 軸で、を通る式。
答え
8. 頂点、を通る式。
答え
9. 軸で、を通る式。
答え
10. 軸とで交わり、を通る式。
答え
この節のまとめ
条件と式の形
- 頂点・軸が分かるなら頂点形式。
- 軸との交点が分かるなら因数形。
- 3点だけなら一般形で連立。
- 求めた式は、与えられた条件を代入して確かめます。