第3章 二次関数|第32節
グラフと軸の共有点
方程式 の実数解は、放物線と軸の共有点の座標です。共有点の座標と判別式の関係を確認します。
まず考えてみよう
のグラフが軸と交わる座標は、方程式 の解と同じでしょうか。
軸上ではです。したがって、共有点の座標を求めることと二次方程式を解くことは同じです。
基本対応
共有点では
軸との共有点ではなので、
を解きます。解が なら共有点は です。
解と共有点
方程式の解はの値です。共有点を求める問題では、を付けて座標で答えます。
因数分解できる場合
0になるを直接読む
共有点は
因数分解できない場合
解の公式を使う
は整数で因数分解できません。
共有点は
整数で因数分解できなくても、二次方程式に実数解があればグラフは軸と交わります。
判別式
で共有点の個数が分かる
軸と異なる2点で交わる
軸に1点で接する
軸と共有点をもたない
から分かるのは個数
共有点の座標まで求めるには、因数分解や解の公式での値を求めます。
頂点から判断
下に凸なら頂点の高さでも分かる
頂点が軸より下
2点で交わる →
頂点が軸上
1点で接する →
頂点が軸より上
共有点なし →
上に凸の場合
上下を反転して考えます。
方法の選び方
個数と座標で方法を使い分ける
共有点の個数
を調べる。
共有点の座標
因数分解できれば因数分解、できなければ解の公式。
例題
共有点の個数と座標
例題1 の共有点の個数
。
軸と異なる2点で交わる。
例題2 の共有点
なので。
共有点は の1点。
例題3 の共有点
。
共有点
注意
では軸に接する
重解と接点
放物線が軸に接すると共有点は1点です。その座標が二次方程式の重解になります。
練習問題
1. の軸との共有点。
答え
2. の共有点。
答え
の1点
3. の共有点の個数。
答え
0個
4. の共有点。
答え
5. はどこで軸に接するか。
答え
6. が軸と2点で交わるの条件。
答え
7. が軸に接する。
答え
8. が軸と共有点をもたない条件。
答え
9. の共有点。
答え
10. の共有点の個数。
答え
2個()
この節のまとめ
実数解と軸との共有点
- 軸上では。
- 因数分解できれば共有点の座標を直接求められます。
- 因数分解できない場合は解の公式を使います。
- なら2点、なら接する1点、なら0点。
- 共有点を聞かれたら座標で答えます。