Σ すたまな
第3章 二次関数|第32節

グラフとx軸の共有点

方程式 ax2+bx+c=0 の実数解は、放物線とx軸の共有点のx座標です。共有点の座標と判別式の関係を確認します。

30〜40分 | 共有点・実数解・解の公式・判別式
y=x2−5x+6 のグラフがx軸と交わるx座標は、方程式 x2−5x+6=0 の解と同じでしょうか。

x軸上ではy=0です。したがって、共有点のx座標を求めることと二次方程式を解くことは同じです。

共有点では y=0

y=ax2+bx+c

x軸との共有点ではy=0なので、

ax2+bx+c=0

を解きます。解が x=α,β なら共有点は (α,0),(β,0) です。

解と共有点

方程式の解はxの値です。共有点を求める問題では、y=0を付けて座標で答えます。

0になるxを直接読む

y=x2−5x+6=(x−2)(x−3)

共有点は (2,0),(3,0)

解の公式を使う

y=x2−2x−1 は整数で因数分解できません。

0=x2−2x−1
x=2±4+42
=1±2

共有点は (1−2,0),(1+2,0)

整数で因数分解できなくても、二次方程式に実数解があればグラフはx軸と交わります。

Dで共有点の個数が分かる

D>0

x軸と異なる2点で交わる

D=0

x軸に1点で接する

D<0

x軸と共有点をもたない

Dから分かるのは個数

共有点の座標まで求めるには、因数分解や解の公式でxの値を求めます。

二次方程式の解をx軸との共有点の座標へ変換するyイコールx二乗マイナス5xプラス6のグラフ。yを0として因数分解するとxは2と3で、共有点は2,0と3,0になる。軸と頂点も示す。 y=x²−5x+6=(x−2)(x−3) xy23軸 x=5/2頂点 (5/2, −1/4)D=1>0:共有点は2個 ① x軸上では y=0(x−2)(x−3)=0② 方程式を解くx=2, 3③ 座標で答える(2,0), (3,0) 異なる2実数解 x=α, β⇓ x軸との共有点 (α,0), (β,0) O
判別式は個数を、方程式の解は共有点のx座標を与えます。共有点として答えるときはy=0を付けます。

下に凸なら頂点の高さでも分かる

頂点がx軸より下

2点で交わる → D>0

頂点がx軸上

1点で接する → D=0

頂点がx軸より上

共有点なし → D<0

上に凸の場合

上下を反転して考えます。

個数と座標で方法を使い分ける

共有点の個数

D=b2−4ac を調べる。

共有点の座標

因数分解できれば因数分解、できなければ解の公式。

共有点の個数と座標

例題1y=2x2−4x−3 の共有点の個数

D=(−4)2−4×2×(−3)=40>0。

x軸と異なる2点で交わる。

例題2y=x2+4x+4 の共有点

y=(x+2)2なのでx=−2。

共有点は (−2,0) の1点。

例題3y=2x2+x−1 の共有点

(2x−1)(x+1)=0。

共有点 (12,0),(−1,0)

D=0ではx軸に接する

重解と接点

放物線がx軸に接すると共有点は1点です。そのx座標が二次方程式の重解になります。

1. y=x2−3x+2 のx軸との共有点。

答え

(1,0),(2,0)

2. y=x2−6x+9 の共有点。

答え

(3,0) の1点

3. y=x2+2x+5 の共有点の個数。

答え

0個

4. y=2x2+x−1 の共有点。

答え

(12,0),(−1,0)

5. y=−x2+4x−4 はどこでx軸に接するか。

答え

(2,0)

6. y=x2+k がx軸と2点で交わるkの条件。

答え

k<0

7. y=x2−2x+k がx軸に接するk。

答え

k=1

8. y=2x2−4x+k がx軸と共有点をもたない条件。

答え

k>2

9. y=x2−4x+1 の共有点。

答え

(2−3,0),(2+3,0)

10. y=3x2−2x−2 の共有点の個数。

答え

2個(D=28>0)

実数解とx軸との共有点