二次関数の活用
文章題では、まず何をとするかを決め、問題文からの範囲を読み取ります。求めたい量を二次関数で表して最大値・最小値を求めます。
文章から二次関数を作る
- 変化させる量を1つ選び、とおく。
- 問題文の条件を使い、他の量をで表す。
- 長さや個数の条件から定義域を決める。
- 求めたい面積や売上をとし、式を作る。
- 平方完成し、範囲内で最大・最小を求める。
- 何を求めたか、単位も添えて答える。
周がの長方形
縦をとすると、横は です。縦と横の和が周の半分になることから求められます。長さなので 。
のとき最大面積。縦、横ともの正方形になります。
頂点が定義域に入るか確認する
たとえば頂点の座標がでも、「商品の個数は0〜10個」という条件ならは使えません。最大・最小は定義域の中で求めます。
最小値を求める場合も同じです。たとえば、和が12の2実数の平方の和は。2数が6と6のとき、最小値72になります。
長さは正、個数は整数、時間は0以上など、数量の意味に応じた条件を付けます。
価格と販売数から売上を表す
ある商品は100円で100個売れ、10円値上げするごとに5個ずつ販売数が減るとします。10円の値上げ回数をとすると、価格は 、販売数は 。
は値上げの回数なので整数です。値上げ回数は0以上、販売数も0以上だから、 の整数を考えます。
のとき最大。価格150円、販売数75個で、売上は11250円です。
変数を決めて立式する
一方を、他方をとします。
2数が6と6のとき、積の最大値は36。
長さの壁に沿って長方形を作ります。壁に接する辺には柵を置かず、残る3辺に合計の柵を使います。囲まれる面積の最大値を求めましょう。
壁に垂直な辺を、壁に平行な辺をとします。両辺が正で、壁に平行な辺は20 以下です。
したがって定義域はです。
面積を平方メートルとおいて平方完成します。
は定義域に含まれるので、ここで最大になります。
壁に垂直な辺が、平行な辺がのとき、最大面積は。
定義域と単位まで含めて答える
個数を表すは整数です。最大を求める上に凸の放物線なら、軸に最も近い定義域内の整数を調べます。軸が定義域の外にあれば、軸に近い側の端の整数を選びます。最小を求める下に凸の放物線でも同様です。答えには、求めた数が何を表すかと単位を書きます。
1. 和が10の2実数の積の最大値を求めよ。
答え
25(5と5)
2. 周の長方形の最大面積。
答え
()
3. の最大値。
答え
16()
4. の最大値。
答え
19()
5. で の最大値。
答え
24()
6. 和が14の正の2数について、積の最大値を求めましょう。
答え
49(7と7)
7. 、は0〜10の整数です。最大値を求めましょう。
答え
40()
8. 、は0〜5の整数です。最大となるをすべて求めましょう。
答え
または3
文章題で確認すること
- 何をとするかを決めます。
- 問題文から定義域を決めます。
- 求めたい量を二次関数で表し、定義域内で最大・最小を求めます。
- 単位や整数条件を確認して、問題文に合う形で答えます。
次の節では、絶対値を付けた二次関数のグラフを考えます。