Σ すたまな
第1章 数と式|第5節

因数分解の基本

因数分解は、展開した式を積の形に戻す操作です。共通因数と展開公式を逆向きに使います。

15〜20分 | 共通因数・公式型

展開では積を和に直しました。因数分解では、その道を逆向きにたどって和を積へ戻します。

x2+5x+6 を積の形に戻すには、和が5、積が6になる二つの数を探します。何と何でしょうか。
展開
(x+2)(x+3)
⇄
因数分解
x2+5x+6

すべての項に共通するものをくくる

6x2+9x=3x(2x+3)

因数分解では、まず共通因数がないかを確認します。

4x3−8x2+12x=4x(x2−2x+3)

平方・平方差の形

因数分解の公式
a2+2ab+b2=(a+b)2
a2−2ab+b2=(a−b)2
a2−b2=(a+b)(a−b)
x2+6x+9=(x+3)2
4x2−25=(2x+5)(2x−5)

和と積から二つの数を探す

x2+5x+6 を考えます。和が5、積が6になる二つの数は2と3です。

x2+5x+6=(x+2)(x+3)

符号も同じように考えます。

x2−x−6=(x−3)(x+2)

共通因数を先に出す

例題2x3−18x を因数分解する。
2x3−18x=2x(x2−9)
=2x(x+3)(x−3)

共通因数をくくったあとに、さらに因数分解できないかを確認します。

共通因数を先に見る

6x3−24x なら、まず6xをくくります。

6x3−24x=6x(x2−4)
=6x(x+2)(x−2)

一度因数分解したあとも、括弧の中がさらに分解できないか確認します。

平方の形を見抜く

例題4x2−12x+9 を因数分解する。

4x2=(2x)2、9=32、中央は −2·2x·3=−12x なので、

4x2−12x+9=(2x−3)2

1. 8x2+12x

問1の答えを見る

考え方:すべての項に共通する最大の因数4xを先にくくります。

4x(2x+3)

2. x2+10x+25

問2の答えを見る

考え方:x2と25が平方で、中央の10xが2×x×5なので、和の平方です。

(x+5)2

3. 9x2−16

問3の答えを見る

考え方:9x2と16の差なので、平方差の公式を逆向きに使います。

(3x+4)(3x−4)

4. x2+2x−15

問4の答えを見る

考え方:和が2、積が−15になる二数5と−3を使います。

(x+5)(x−3)

5. 3x3−27x

問5の答えを見る

考え方:まず共通因数3xをくくると、括弧内が平方差になります。

3x(x+3)(x−3)

6. 5x3−45x

問6の答えを見る

考え方:まず共通因数5xをくくると、括弧内が平方差になります。

5x(x+3)(x−3)

7. 4x2+20x+25

問7の答えを見る

考え方:4x2と25が平方で、中央の20xが2×2x×5なので、和の平方です。

(2x+5)2

  • 最初に共通因数を探す。
  • 展開公式を逆向きに使う。
  • x2+bx+c は、和が b、積が c となる二数を探す。