第1章 数と式|第7節
因数分解の工夫
複数の文字を含む式では、一つの文字について整理したり、項を組み替えたりすると因数が見つかります。
前の節から
公式やたすき掛けだけでは形が見えない式では、どの文字について整理するか、どこで項を組むかを判断します。
まず考えてみよう
は、そのままでは共通因数が見えません。どの二組に分ければ同じ因数が現れるでしょうか。
全項の共通因数を確認→一つの文字について整理→置き換え・組み替え
一つの文字について整理する
の多項式として見る
を について整理すると、
定数部分は です。実際、
を展開すると元の式になります。
グループ分け
共通因数が作れるように項を組む
前半は平方差、後半は です。
置き換え
同じ形が繰り返される場合
と置けば、
したがって、
さらに と因数分解できます。
例題
例題 を因数分解する。
一つの文字の一次式として見る
について整理する
は、について見ると、
です。共通因数 をくくれば、
となります。
例題2
並べ替えて同じ因数を作る
例題 を因数分解する。
練習問題
1.
問1の答えを見る
考え方:前二項と後二項に分けると、どちらからもをくくれます。
2.
問2の答えを見る
考え方:を平方差にすると、がもう一つの項にも共通していると分かります。
3.
問3の答えを見る
考え方:を平方差にし、から2をくくるとが共通します。
4.
問4の答えを見る
考え方:を一つの文字とみなすと、積が2、和がの二次式になります。
5.
問5の答えを見る
考え方:を含む項とを含む項に分けると、どちらにもが現れます。
6.
問6の答えを見る
考え方:前二項と後二項に分け、それぞれからをくくります。
7.
問7の答えを見る
考え方:をと見て、最後に平方差を使います。
まとめ
- 複数の文字があるときは、一つの文字について整理する。
- 同じ因数が出るように項を組み替える。
- 繰り返し現れる式は一文字に置き換える。
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