第1章 数と式|第11節
根号を含む計算
根号を含む式も、同じ根号どうしをまとめ、乗除では根号の中を掛け合わせます。分母に根号があるときは有理化します。
前の節から
根号の意味が分かったら、次は根号を含む式を計算します。加減・乗除・有理化では、見る場所が異なります。
まず考えてみよう
は、そのままでは同じ根号に見えません。 を簡単にすると、まとめられるでしょうか。
| 計算 | 最初に見ること | 例 |
|---|---|---|
| 加法・減法 | 根号の中を簡単にし、同じ根号を探す | |
| 乗法・除法 | 根号の中を掛ける・割る | |
| 分母の有理化 | 分母から根号をなくす |
加法・減法
同じ根号にしてからまとめる
根号の中が違う式は、そのままではまとめられません。まず根号の中から平方数を取り出します。
乗法・除法
根号の中を掛ける・割る
根号を含む式でも、展開公式は同じように使えます。
有理化
分母の根号をなくす
分母が二項の場合は、符号だけが異なる共役な式を掛けます。
注意
根号は加法に分けられない
ではありません。
たとえば ですが、 です。
たとえば ですが、 です。
例題
例題
を計算する。
和と差の積なので平方差を使います。
先に簡単化する
加減の前に根号の中を整理する
は、そのままでは根号の中が違います。
平方数を根号の外へ出すと、同じ根号どうしとしてまとめられます。
共役な式
平方差を利用して分母を整数にする
分母が なら、共役な を掛けます。
積が1になるので、次のように有理化できます。
例題2
二項の分母を有理化する
例題 を有理化する。
分母と共役な を、分子と分母に掛けます。
練習問題
1.
問1の答えを見る
考え方:、に直してから、の係数を計算します。
2.
問2の答えを見る
考え方:根号の中を掛けてとし、を使って簡単にします。
3.
問3の答えを見る
考え方:和の平方の公式を使い、の項を忘れないようにします。
4. を有理化する。
問4の答えを見る
考え方:分子・分母に を掛け、分母を6にしてから を約分します。
5. を有理化する。
問5の答えを見る
考え方:分母と共役なを掛けると、分母はになります。
6.
問6の答えを見る
考え方:三つの根号をすべての形に直してから係数をまとめます。
7. を有理化する。
問7の答えを見る
考え方:分母と共役なを掛けると、分母はになります。
まとめ
- 加減では同じ根号どうしをまとめる。
- 乗除では根号の中を掛けたり割ったりする。
- 分母に根号があるときは有理化する。
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