Σ すたまな
第1章 数と式|第11節

根号を含む計算

根号を含む式も、同じ根号どうしをまとめ、乗除では根号の中を掛け合わせます。分母に根号があるときは有理化します。

20〜25分 | 四則計算・有理化

根号の意味が分かったら、次は根号を含む式を計算します。加減・乗除・有理化では、見る場所が異なります。

8 + 2 は、そのままでは同じ根号に見えません。 8 を簡単にすると、まとめられるでしょうか。
計算 最初に見ること 例
加法・減法 根号の中を簡単にし、同じ根号を探す 8 + 2 = 32
乗法・除法 根号の中を掛ける・割る 2 × 3 = 6
分母の有理化 分母から根号をなくす 12 = 22

同じ根号にしてからまとめる

32+52=82

根号の中が違う式は、そのままではまとめられません。まず根号の中から平方数を取り出します。

12+27=23+33=53

根号の中を掛ける・割る

6×15=90=310
24÷6=4=2

根号を含む式でも、展開公式は同じように使えます。

(3+2)2=7+43

分母の根号をなくす

13=33

分母が二項の場合は、符号だけが異なる共役な式を掛けます。

15−2=5+25−4=5+2
23+5=2(3−5)9−5=3−52

根号は加法に分けられない

a+b=a+b ではありません。
たとえば 1+3=2 ですが、1+3=1+3 です。
例題 (6−2)(6+2) を計算する。

和と差の積なので平方差を使います。

(6−2) (6+2) =6−2=4

加減の前に根号の中を整理する

50−28 は、そのままでは根号の中が違います。

50−28=52−42=2

平方数を根号の外へ出すと、同じ根号どうしとしてまとめられます。

平方差を利用して分母を整数にする

分母が 2+3 なら、共役な 2−3 を掛けます。

(2+3)(2−3)=4−3=1

積が1になるので、次のように有理化できます。

12+3=2−3

二項の分母を有理化する

例題17−5 を有理化する。

分母と共役な 7+5 を、分子と分母に掛けます。

7+57−5=7+52

1. 28−18

問1の答えを見る

考え方:8=22、18=32に直してから、2の係数を計算します。

2

2. 12×6

問2の答えを見る

考え方:根号の中を掛けて72とし、72=36×2を使って簡単にします。

62

3. (5+1)2

問3の答えを見る

考え方:和の平方の公式を使い、25の項を忘れないようにします。

6+25

4. 3 6 を有理化する。

問4の答えを見る

考え方:分子・分母に 6 を掛け、分母を6にしてから 3 6 を約分します。

6 2

5. 1 2 − 3 を有理化する。

問5の答えを見る

考え方:分母と共役な2+3を掛けると、分母は4−3=1になります。

2+3

6. 27+12−3

問6の答えを見る

考え方:三つの根号をすべて3の形に直してから係数をまとめます。

43

7. 1 3 + 2 を有理化する。

問7の答えを見る

考え方:分母と共役な3−2を掛けると、分母は3−2=1になります。

3−2

  • 加減では同じ根号どうしをまとめる。
  • 乗除では根号の中を掛けたり割ったりする。
  • 分母に根号があるときは有理化する。