第1章 数と式|第14節
連立不等式
2つの不等式をそれぞれ解き、数直線で範囲を重ねます。両方を満たす部分が、連立不等式の解です。
前の節から
一つの不等式の解を数直線で表せるようになったら、二つの範囲を重ねて共通部分を求めます。
まず考えてみよう
と を両方満たす範囲はどこでしょうか。
二つの範囲
→
共通する部分
基本
2つの範囲を重ねる
次の2つの不等式を同時に満たす の範囲を求めます。
別々に解くと、
2つの範囲を同じ数直線の上に高さを変えて表し、重なる範囲を斜線で示します。
端点
○と●は「その値を含むか」を表す
同じ向きの不等式
と
「大きい」が2つ並ぶとき、数字の大きい方だけを選ぶのではありません。どちらの条件にも入っている部分を取ります。
たとえば は①を満たしますが②を満たしません。 なら①と②の両方を満たします。
解なし
2つの範囲が重ならない場合
と を同時に満たす実数はありません。
例題
計算してから共通部分を取る
例題、 を同時に満たす範囲を求める。
両方を満たす部分を取ると、
1つにつながった不等式
これは2つの条件を同時に表しています。3つの部分すべてから3を引き、正の数2で割ります。
整数解
範囲を出してから整数だけを拾う
を満たす整数は、
の6個です。端点を含むかどうかで個数が変わるので、○と●を確認します。
練習問題
共通部分を求める
1. 、
問1の答えを見る
考え方:二つの範囲を数直線上で重ね、1より大きく5以下の共通部分を取ります。
2. 、
問2の答えを見る
考え方:それぞれを解くととになるので、その共通部分を取ります。
3. 、
問3の答えを見る
考え方:一方はより左、もう一方は0以上なので、共通部分がありません。
と は重ならないので、解なし。
4. を満たす整数をすべて求める。
問4の答えを見る
考え方:より大きく4以下の整数を、左端から順に拾います。
0, 1, 2, 3, 4
5. 、
問5の答えを見る
考え方:はに含まれるため、より狭いが共通部分です。
まとめ
- まず、それぞれの不等式を解く。
- 数直線で範囲を重ね、両方に入る共通部分を取る。
- は○、 は●。
- 共通部分がなければ解なし。
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