第2章 集合と命題|第18節
集合の演算
二つの集合から、共通部分・和集合・補集合を作ります。記号とベン図を対応させて整理します。
前の節から
集合を表せるようになったら、二つの集合から「両方」「少なくとも一方」「外側」を取り出します。
まず考えてみよう
、 のとき、「両方に入る要素」と「少なくとも一方に入る要素」はそれぞれ何でしょうか。
共通部分
にもにも属する
和集合
またはの少なくとも一方に属する
共通部分
との両方に入る要素
、 とします。
を と の共通部分といいます。
和集合
またはに入る要素
重複する3,4は一度だけ書きます。
記号
:にもにも属する
:またはの少なくとも一方に属する
:にもにも属する
:またはの少なくとも一方に属する
補集合
全体集合の中でに入らない要素
、 とすると、の補集合は、
です。補集合を考えるときは、どの集合を全体集合 としているかが必要です。
ド・モルガンの法則
補集合と共通部分・和集合
ド・モルガンの法則
「またはに入る」の否定は「にもにも入らない」です。
例題
例題
、、
ベン図で読む
共通部分と和集合の位置
ド・モルガンの法則の例
「どちらにも入らない」を表す
、、 とします。
したがって、 の補集合は {5,6} です。一方、、 なので、
となり、 を確認できます。
例題2
補集合を含む演算
例題
、、 の を求める。
練習問題
1. 、 の
問1の答えを見る
考え方:との両方に現れる要素だけを選びます。
{2,4}
2. 同じの
問2の答えを見る
考え方:またはに現れる要素をすべて集め、重複は一度だけ書きます。
{1,2,3,4}
3. 、 の
問3の答えを見る
考え方:全体集合からに属する要素2と4を除きます。
{1,3,5}
4. とは、とがどのような関係か。
問4の答えを見る
考え方:共通部分が空集合なので、両方に属する要素が一つもない関係です。
共通する要素を持たない。
5. 、、 の
問5の答えを見る
考え方:先にを求め、その要素を全体集合から除きます。
{5,6}
6. 、、 の
問6の答えを見る
考え方:それぞれの補集合を求め、その両方に含まれる要素を選びます。
{5}
7. のとき と をそれぞれ答える。
問7の答えを見る
考え方:の全要素がに含まれるため、共通部分は、和集合はになります。
、。
まとめ
- は両方に属する要素の集合。
- は少なくとも一方に属する要素の集合。
- 補集合は全体集合の中でその集合に属さない要素の集合。
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